こんにちは！
【すきまのWebメモ】のお時間です📝

ウェブサイトを開くとき、
このようなポップアップが表示されることがありませんか？

「Cookie（クッキー）って、何だろう🍪？」

…と疑問を抱きながらも、
[OK]をクリックしている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで、今回は「Cookie」について解説💡
これを読んだらまたひとつウェブに関して詳しくなるはず！？

 

 

【1.】🍪Cookie（クッキー）とは？

Cookie（クッキー）とは、
ウェブサイトがブラウザに保存する小さなテキストデータのことで、
ユーザーの訪問情報や識別IDなどが含まれます。

Cookieはウェブサーバーから付与され、
最後にサイトを訪れた日時や訪問回数などが保存されるため、
アクセス解析においてユーザーの識別やセッションの測定に使われます。

そもそもウェブサイトを閲覧するときには、
ブラウザからウェブサーバーに「リクエスト（要求）」を送る
→ウェブサーバーからブラウザに「レスポンス（返答）」する
というやり取りが連続で行われており、
このやり取りにおいてCookieが有るか無いかでユーザーが”新規訪問”か”再訪問”か識別できるのです。

つまり…
ウェブサイトＡを初めて訪問するとき、
ブラウザからウェブサーバーに送られる「リクエスト」にはCookieがない
⇒”初回訪問“と識別
ウェブサーバーからブラウザに「レスポンス」するときにCookieが付与されます

ウェブサイトＡを再度訪れるときには、
ブラウザからウェブサーバーに送られる「リクエスト」にCookieがある
⇒”再訪問“と識別

ということ。

Cookieには有効期間が設定されており、その期間を過ぎると記録は消滅されます。
（有効期間は7日間や2年間など、ブラウザやツールの仕様によって異なります）

 
余談ですが、、、
Cookieという名前の由来はお菓子の「フォーチュンクッキー」からきているという説があるそう。
お菓子の中に小さなメッセージ（おみくじ）が入っているフォーチュンクッキーと、
「情報」というメッセージが保存される仕組みが似ているからだとか🥠

 

【2.】☝🏻ファーストパーティCookie

Cookieは発行元がどこのドメイン（インターネット上の住所のようなもの）かで、二種類に分類されます。

ファーストパーティCookieとは、
ユーザーが閲覧リクエストを送ったドメインのサーバーから直接発行されるCookieのこと。

例えば、
●イーコマースサイトにおけるログイン状態の保持
●イーコマースサイトにおけるショッピングカート状態の保持
などのために発行されます。

メリット：
●ユーザーにブロックされにくい
●精度の高いトラッキング（行動追跡）・効果測定が可能

デメリット：
●発行元以外からはCookieの情報を参照できないため、
複数ドメインにまたがったウェブの場合はお互いのCookieの情報を取得・参照できない

 

【3.】👌🏻サードパーティCookie

サードパーティーCookieとは、
ユーザーがリクエストを送ったドメイン以外のサーバー（第三者）から発行されたCookieのこと。

例えば、
●広告配信サービス
●アクセス解析ツール
などのために発行されます。

メリット：
●複数ドメインにまたがったウェブでも同じ閲覧行動としてデータを取得できる

デメリット：
●標準でブロックするブラウザが増えている

 

【4.】⛔Cookieの規制

以上のことから考えると…
Cookie自体は個人情報そのものではありませんが、
他データとの組み合わせにより個人を識別できる可能性があるため、
プライバシー保護の観点から規制が進んでいます。

例えば、
Apple社はSafariブラウザに「ITP(Intelligent Tracking Prevention)」というプライバシー保護機能を実装し、ファーストパーティCookieおよびサードパーティーCookieの活用を制限しています。

 

【5.】🤔許可すべきか、拒否すべきか

では、このCookieをブロックして個人情報を守ることはできるのか？

…できます🙆🏻‍♀️！
実は各ブラウザの設定からブロックすることが可能なんです！

ただ拒否すると次のようなデメリットもあります↓

• ログイン情報が保存されない
• サイトが正常に表示されない、一部サービスが利用不可
• イーコマースサイトにおいて正常に購入処理ができない
• 利便性の低下（閲覧履歴に基づくおすすめ表示がなくなり、興味のないものが表示される）　など。

個人情報を渡してしまう危険性を含みながらも、利便性向上には欠かせないCookie。
ちょっと厄介なシロモノですね…

 

【6.】🗒️まとめ

「自分の知らないところで、自分の情報が誰かに知られて活用されている…」
と考えると、少しゾッとしてしまいますね: (((;”°;ω°;)):

不安になった方は、これを機にブラウザの設定を見直してみるのもおすすめです。